手動運転補助装置
当社では2種類のハンドコントロールシステムを取り扱っております。
両方ともセミオーダータイプで、お使いになられる方に合わせての取り付けになります。
ブラウンアビリティ製の カロスピードメノックス
レバーを押してブレーキ、引いてアクセル。
ブレーキ、アクセル共にダイレクトに結合されているので、車本来の感覚で操作できます。
その他、ウインカー、ハザード、ホーンなどお好みに合わせてカスタムできます。
KIVI製のアクセルリング、ブレーキレバー
ハンドル裏のリングを押す、引くでアクセル、右のレバーを押してブレーキ。
走行時は両手でハンドルを握ることができ、足元がスッキリするところが魅了です。
もちろん車検対応、保安基準部品ですので構造変更はいりません。
所要日数:約4日〜
作業の流れ
手順1:打ち合わせと留意点
ハンドコントロール(手動装置)の操作位置や操作量・重さなどについて調べます。
実際に車のシートに座って頂き、一番快適なシートポジション・ハンドル位置を決定します。
このポジションに合わせて手動装置を制作します。
また旋回グリップやウインカー、アクセルロックなど、必要なオプション機能について検討します。
操作力が足りない場合などは、DTSによる能力テストを実施し、改造の際の操作力の目標値を調します。
手順2:取り付け準備(車内清掃、養生等の保護措置)
車内清掃します。また取り付け作業中に車内を傷つけないように保護します。
手順3:ブラケット制作・調整
ハンドコントロールを仮置きし、前後・左右のクリアランスおよび可動域、運転者の足との干渉、ハンドルやシフトレバー等との干渉を考慮し、設置位置を決めます。
ハンドコントロールを車体に固定するためのブラケットを制作・加工します。
手順4:ハンドコントロールの取り付け
手動装置をブラケットに固定します。ブレーキペダルと手動装置を最短経路になるよう接続します。
足でブレーキペダルを操作した際に、この接続部が影響を与えない位置に取り付けます。
次にアクセルペダルと手動装置を接続します。コントロールワイヤーに負荷がかからないよう、取り回しの経路や角度を調整します。
ブレーキロックやホーン、アクセルロック、ウインカーなどの電気配線を接続します。
手順5:調整作業
ブレーキやアクセルにガタや遊びが残っていないことを確認します。
またアクセル操作でスムーズなコントロールができるよう、調整を行います。
実際に車を動かして、急ブレーキやアクセル操作を試験し問題がないことを確認します。
手順6:引き渡し
ハンドコントロールの操作方法についてご説明し、全ての機能の動作を確認していただきます。